Tips

公開データで改めてコロナ感染を考える

コロナ感染者データについて

2020年、年初から毎日テレビで見ないことの無いコロナ関連ニュース。現在は感染拡大スピードが増々加速し、国、地方自治体でその対応策に関する新たなニュースが毎日飛び込んできます。

連日新規感染者数がどのメディアでも報告されており12月9日は国内感染者が2811人と1日で最多と報告されています。
更に死者数、重症者数、65歳以上の感染者数の増加も報告されています。

オストメイトの方々は、
 1、平均年齢が高齢であること。
 2、過去内臓疾患を患った経験があること、からより一層の注意が必要です。

一方、全国の医療従事者の方々が休む間もなく対応に当たってくださり、これら医療関係者に支えられて回復された方々も数多く存在するのですが、メディアでは増加する感染者数情報が大半で、客観的実体の把握という観点からは疑問に思っていました。

そこで厚生労働省のオープンデータ上の情報、データをもとにコロナ感染に関する現状をグラフ化してみます。

本サイトではオープンデータ内の以下の情報をもとに作成しています。
 1、陽性者数
 2、入院治療等を要する者の数
 3、退院または療養解除となった者の数
 4、死亡者数
 5、重症者数

●コロナ陽性者の日別推移


このグラフは、その日に新たに発表された新規陽性者数と死亡者、回復者(退院または治療解除者数)とその日の陽性者数の増減を示すグラフです。これを見るとコロナの第一波、二波、三波と新規感染者数(赤棒)が増えていく様子が分かりますが、同時にかなりの回復者(緑棒)も日々いることが分かります。

グラフを見る限りでは、赤棒と緑棒が相殺する日々も見えます。マスメディア全般に言える事ですが、コロナの新規感染は憂うべき事象で、十分注意喚起が必要ですが、回復者も確実に存在するという客観的事実も並行して伝えてほしいと思います。

コロナ感染者は国内で激しく増加するばかりではなく、回復者も日々(新規感染者数の後追いですが)確実に存在しているのです。これは人体の治癒力と医療従事者の方々に感謝すべき事象だと考えます。

グラフ1では日別死亡者数の数十名は表示上見えていませんが、12月6日時点で累計2334人、12月8日は過去最大の48名が無くなられています。お悔み申し上げます。

●コロナ感染の回復率と致死率

コロナ感染者の回復率と致死率
青折れ線と左軸が回復率、赤折れ線と右軸が致死率を示します。回復率、致死率ともその日時点の累計回復者数と累計死者数を累計感染者数で割った値です。

回復率は11月前後までは90%以上を示していましたが、ここ最近新規感染者数(回復率の母数)が増加し続けているため、現在は下降傾向で12月6日時点では84%となっています。この値はコロナ治療に画期的な手法、治療薬が開発され、回復期間が短縮されない限り、新規感染者の増加率に反して減少することになります。

コロナ感染者の年代別致死率
致死率に関しては、6,7月の新規感染が収まりそうに見えた時期に、総感染者母数が減少したことにより5%まで上昇しましたが、現在は1.5%(200人の感染者中3人)程です。

ただし注目すべきは、この平準化されたパーセンテージだけで判断できない詳細分析結果が有ります。

右グラフ2-1に厚生労働省のデータをもとに年代別死亡者の比率を示します。これを見ると、全体の死亡率は1.6%ですが、年代別には大きな特徴があり、高齢になればなるほど死亡率が飛躍的に高くなっています。

60歳以上で95.2%、50歳以上で98.5%とこの病気の致死率は年代に圧倒的に偏りが存在します。どうかこのことを気に留めながら感染予防に努めてください。

因みにこの致死率の数字そのものに関して、インフルエンザと比較されたりしていますが、Wikipediaによると、比較すべき対象は季節性インフルエンザではなく、約100年前に大流行した1918-1920年のスペイン風邪だと言及されています。

これによると日本におけるスペイン風邪の感染者数は2380万人(当時の人口の約半数)で、死亡者数はなんと約39万人、致死率は1.63%だったそうです。致死率そのものはコロナウィルスと同程度とみなして良いと思いますが、感染者数が凄まじいため多くの方が亡くなられる結果となっています。

●国内コロナ陽性者数の推移

オストメイト用パウチの排出口2タイプ
グラフ1では新規感染者数と回復者数の相殺具合に関してコメントしましたが、陽性者の増減数の累計がこの結果となります。最近は2,000名を超える新規感染者で、1日当たり数百名の感染者が積み上げられた結果として、12月6日時点で24,028名の感染者数となっています。

その中でグラフ上はわずかに見えますが500名を超える重症者数は確実に増加傾向にあり、全国の医療体制を脅かす事となっています。

グラフ上の中症患者数とは入院患者のうち、重症者を除いた入院患者数で、感染者全体の90%以上がこの区分に相当します。待機陽性者数とは、医療施設以外(自宅、その他療養施設)で療養中の患者数です。

メディアから流れてくる情報では感覚的にはもっと多くの方が待機されていると思っていましたが、1,000~1,500人と意外と少ない事に気づかされました。

現時点の感染者数は24,000人を超え、第三波が明らかに到来していますが、新規感染者がワクチン投与により徐々に減り、回復者が積み上げられることにより実感染者数が一刻も早く減ることを祈るばかりです。

●全国のコロナ対応窓口数

過去のTipsでWOCの全国医療機関窓口数(全国で約1,000)について言及しましたが、コロナの場合はどうでしょう。
“政府CIOポータル”のサイト上で”新型コロナウイルス感染症対策関係:全国医療機関の医療体制の状況(https://cio.go.jp/hosp_monitoring_c19)”というページが用意されています。

これによると、歯科医を除く全国の医療施設はおよそ11万施設(病院8,000、診療所102,000)のうち、46,938件が登録されています。
およそ4割の医療施設でコロナ患者に対しての対応がなされているということではないでしょうか。

最後に、多くの医療関係の方々を始め、介護施設、ケアハウス等の特定施設にての業務に従事されている皆様、非常事態が長期間続いておりますが、是非今しばらくお力添え下さい。日々皆様の勤労に感謝いたします。

以上

■ オストメイト向けTips 一覧へ戻る

■ HOMEページTOPへ戻る

PRODUCTS

オストメイト/お尻の痛みにお悩みの方々に向けた製品です

  1. オストメイト用パウチホルダー

    パウチホルダー

    ”面板を全周にわたりきちんと強めに押さえたい”
    そんな要望から生まれた製品です。

    まずはパウチ交換直後から10分間、本パウチホルダー装着をお試しください。面板の剥がれを心配することなく、パウチのしっかりとした貼付を実感できます。面板全周を指で押さえることも不要で、伸縮ベルトで等分の力で腹部に圧着します。継続使用ではメーカの補助的ホルダーとは異なり、ヘルニア防止などお腹の出っ張りをしっかり押さえることを目的としたパウチホルダーです。

    透明なホルダーで面板の様子も見え、上下を逆さにすることにより高さ調整もできます。各社パウチに応じた4タイプをご用意しました。

  2. 穴あきクッション

    うつ伏せクッション

    “ストーマの圧迫が気になり、長時間のうつ伏せは敬遠しがち” 無意識ながら横向き/仰向け姿勢が増えていませんか?

    本製品は12cm厚のクッション3点セットで、中央の腹部用クッションは24cm×18cmの楕円穴がパウチ部分をスッポリ覆ってくれます。ストーマの圧迫から解放され、頭部、脚部のクッションを自由に配置しながら、うつ伏せ読書、テレビ鑑賞、物書きやマッサージをお楽しみください。腰痛改善のためにも体を満遍なく回転させましょう。

    中央部のクッションはお尻に痛みの有る方向けの”お尻用クッション”としても有効です。市販のドーナツクッションにはない安定感、安心感をお届けします。

どんなパウチもしっかりホールド。購入は”キノキータYahoo!ショップ”へ

/オストメイト向けTips 一覧はこちら
/HOMEページTOPはこちら

■ オストメイト向けTips 一覧へ戻る

■ HOMEページTOPへ戻る

関連記事

オストメイト向けTips

00, ストーマケアの基礎知識
  1, ストーマケア関連用語辞典
  2, オストメイト(Ostomate)とは
  3, ストーマとは、オストミーの種類
  4, ストーマ用パウチについて
  5, パウチの面板について
  6, パウチから漏れ出す臭いとは
  7, ガス抜きフィルターの使い方
  8, Ostomateが直面する悩み、問題
  9, 新パウチへの変更、そのPoint
 10, 国内パウチメーカを探す
 11, 各社のOn-lineカタログへアクセス
 12, StomaCare医療機関の見つけ方
 13, 国内/海外のStomacare関連サイト
 14, ストーマパウチの価格一覧表
 15, パウチが入手できない際の緊急対処法
1, パウチメーカ全社リスト
 全7社9ブランドあります
2, ガス抜きフィルターって機能してる?
 1, なかなか実感できない排気口
 2, 各社パウチの排気口を種々実験
3, パウチのねじれ感じませんか?
 ねじれ難いパウチもあるんです
4, 面板のちょっと深い話
 パウチの寿命を決定づける面板の話
5, 面板の溶解、膨潤タイプの違いって?
 写真で見ながら説明します
6, 汗、水に強いパウチ面板は?
 1, 各社パウチ面板の吸水力比較実験
 2, すごい面板がありました
 3, 各社パウチの吸水力ランキング
7, ふき取り易いパウチには訳がある
 各社パウチの排出口に着目
8, 各社パウチ(面板)の寿命比較
 各社パウチを同条件で耐久試験
9, 各社主要パウチの詳細レポート
 7社9ブランドのパウチをご紹介
 1, はじめに(評価項目)
 2, アルケア
 3, イーキン
 4, コロプラスト
 5, コンバテック
 6, ダンサック
 7, ビー・ブラウン
 8, ホリスター
 9, マーレン(ソルブ株式会社)
 10,ソルツ(ソルブ株式会社)
10, ポッコリお腹の矯正パウチ?
 そんなパウチもあるんです。
11, パウチのメーカ別国内シェア
 当社独自調査データ
12, コロプラストジャパン本社訪問
 コンケーブの開発秘話を紹介します
13, 各社パウチのカサコソ音を比較
 パウチの発するカサコソ音比較
14, 現在のパウチでお悩みの方へ
 もっと自分に合ったパウチを探す
15, 最新メーカ別パウチシェア
 Update最新データ
16, パウチに関する悩み事
 一番の悩みは漏れ & 臭い漏れ
17, マスク不足の緊急対応!?
 マスクホルダー試作してみました
18, 各社パウチ剥離剤の全製品比較
 1, リムーバ―の剥離力比較実験
 2, リムーバ―の剥離力ランキング
 3,コスト・総合ランキング
 4, 各社リムーバ―をレビュー
19, 痛いパウチって?
 パウチの長さ、排出口形状がポイント
20, 各都道府県別ストーマ外来窓口
 窓口へのアクセス時間を考えます
21, 公開データでコロナ感染を考える
 日々変わるコロナ感染に関する考察
22, パウチの臭い漏れ、センサーは検知?
  市販の臭いセンサーを使って実験
23, イーキンジャパン代表とビデオ会議
 コロナウィルス騒動でようやく実現
24, メーカ各社の最新パウチ情報
 各社パウチメーカの新製品紹介
25, 日常生活用具等給付券を考える
 オストメイトに向けたSGDs
26, 保護テープでパウチ装着期間は伸ばせる?
 1, 入浴用面板保護テープの製品比較
 2, 膨潤・溶解タイプを使って浸水実験
 3, 各社面板専用保護テープ比較
27, 面板の捲れと対策を考える
 膨潤タイプは捲れやすい!?
28, ストーマからのおならの消音対策
 1, おなら音はフィルターで消音可能?
 2, 様々なおなら音サンプルを観察
 3, 効果的な消音フィルターは?
29, メーカ全パウチ価格一覧表
 1, メーカ別パウチ価格一覧
 2, タイプ別パウチ全メーカ価格一覧
30, 検索は"ストマ" or "ストーマ"?
 オストメイトの検索
31, 最近のパウチ・トレンドは”柔凸”?
 ”柔凸”パウチ特集
32, オストメイトのための温泉宿特集
 プライベート温泉浴出来ます
33, 消臭潤滑剤を考える-1-
 各社製品も紹介します
34, 都道府県別オストメイト人口
 あまり気にしたことの無い数字ですが
35, パウチが入手できない際の緊急対処法
 災害時の代用パウチ製作等
ページ上部へ戻る