Tips
11.22019
ストーマパウチメーカーの国内シェア最新情報(Updated as of Dec. 2022)
【新製品のお知らせ:多目的マスキングベルトの販売を開始しました!】
前回の報告より25カ月が経過しましたので、最新のパウチメーカ国内シェア状況をご報告します。
このデータは弊社のオリジナルデータ(HP上のクイックポール集計データとその他社内データを加味)を元にした国内シェアです。
パウチのメーカ別国内シェア(2022年12月 キノキータジャパン調べ)
結果から言いますと前回集計とあまり大きな変動はありません。コロプラスト社がやはり最大シェアを占めますが、今回の30.2%は前回より2%減少しています。
その減少分をアルケア社がシェアを伸ばし26.9%となり、ブランド別としてはコロプラスト社に迫っています。
ホリスター社は15.4%と微減、ダンサック社は14.7%でほぼ変化なし。日本国内では(株)ホリスターの取り扱いとなりますので、事業体別となると(株)ホリスターがトータルで30%を占め、コロプラスト社とほぼ同じシェアと言う事が出来ます。
コンバテック社は前回の7%から8.2%と微増、新製品の効果が出ているようです。その他3社に関しては、まだまだシェアは少なく、イーキン社は2015年に従来の代理店販売から国内法人設立に至ったことから本格的なシェア拡大を今後目指す段階です。ビー・ブラウンエースクラップ(株)はどちらかというとコンシューマ向け製品販売よりは、医療関連企業、部門へのBtoBチャネルに強い会社で、パウチ製品に関しては村中医療器(株)経由での販売となっています。
マーレン社も米国では老舗ですが、日本では代理店販売のみで国内に法人格を持たない唯一の会社であり、現在はソルブ(株)からの販売となっています。
各社パウチ情報はこちら
・アルケア社
・イーキン社
・コロプラスト社
・コンバテック社
・ダンサック社
・ビー・ブラウン社
・ホリスター社
・Marlen Mfg.(ソルブ株式会社)
PRODUCTS
オストメイト/お尻の痛みにお悩みの方々に向けた製品です
1,多目的マスキングベルト
”オストメイトの方々の入浴、バルーニング、防音、防臭など、日頃の様々な悩みを解消するために生まれた製品です”
ストーマ造設以降、それ迄とは勝手が違い様々な悩みが発生しますが、まずはオストメイトの皆さんが温泉や公衆浴場にパウチを気にせず皆と一緒に入浴出来ないか、から着想した製品です。そのために極力目立たないマスキングベルトのデザインにこだわり、色、サイズ、素材を選んでいます。
更に製品化を検討する中で、オストメイトの最大の関心事の一つのバルーニング防止や、パウチの前面をフィルターで覆うことで、おなら音の遮音、ガス抜きフィルターからの臭い漏れ対策等、多目的にご使用いただける製品です。
-
2,パウチホルダー
”万が一、外出先でパウチが剥(は)がれてしまったらどうしよう”
オストメイトにとってのパウチの装着は、その交換直後でさえもそんな不安が付きまとうものです。ましてや漏れが発生してしまった際には、居ても立ってもいられない緊急事態となってしまいます。
本パウチホルダーは、そんな不安からの解放をお約束いたします。面板全周をしっかり押さえ込むことで、面板の剥がれや漏れ事故を心配することなく、安心して外出いただけます。
他メーカの補助的ホルダーとは異なり、伸縮ベルトによる等分の力が適度にストーマ全周を押さえ込み、ヘルニア防止やお腹の出っ張り補正に関しても機能してくれます。
各社パウチに応じ4タイプをご用意しております。製品詳細ページへ➡
-
3,うつ伏せクッション
“うつ伏せ姿勢はストーマやパウチへの圧迫が気になり、ためらいがち”
「腹臥位(ふくがい)療法」という、うつ伏せ姿勢による療法をご存じでしょうか?
この療法は血流や呼吸器機能の改善に役立ち、脳梗塞やリハビリにも使用されるものです。毎日一定時間うつ伏せ姿勢をとることで様々な効果が期待され、精神機能や呼吸機能、ネコ背の改善にも効果的です。
特にネコ背は肩こりや腰痛の原因となりますが、うつ伏せ姿勢は背骨の伸びを促し、ネコ背を解消するための簡単な方法となります。ストーマ造設後、うつ伏せ姿勢を避けることで様々なストレスが無意識のうちに溜まっています。本製品はうつ伏せ姿勢を日常生活の中に取り戻し、日々の体調管理に役立つものです
製品詳細ページへ➡