オストメイト用パウチホルダー
● ストーマ周辺のお腹のポッコリが気になる方に
● スポーツ、力仕事の際のヘルニア予防に
● 面板の剥がれや臭い漏れ防止に
● パウチ交換直後から安心して外出OK
開発にあたって
パウチの交換時、毎回面板の接着面をまんべん無くしばらくのあいだ指で押さえる作業は、日常生活の中では中々面倒な作業です。
更に皮膚の洗浄具合によっては、接着状態が弱かったり、一部剥がれやすかったり、最悪再度新しいパウチの付け直しが必要などといった不経済が発生したりします。
またストーマ造設以来、服を着た際にどうしてもストーマ周辺部のお腹の出っ張りが気になる、ほとんどの方が同様のお悩みを持っておられます。
本製品は、そんな問題を解決するためのアクセサリーです。
製品の特長
本パウチホルダーは、パウチの面板を上から押さえる透明な塩化ビニル(PVC)板とそのホルダーの両端から腰に巻き付けるベージュの柔らかな伸縮ベルトで構成されています。
特長1, 面板を全周にわたり均等且つ強めに押さえてくれます
パウチ交換の際に両手で面板を押さえる必要はありません。伸縮ベルトが均等に面板を圧着してくれます。メーカの補助的ホルダーとは目的が違い、ヘルニア防止用として、面板を含むストーマ全周域を2mm厚のPVC板がしっかりと均等な力で押さえてくれます。
特長2, 剥がれを気にすることなくパウチ装着直後から外出可能
パウチを装着する際に、ストーマ周辺を綺麗に洗浄したつもりでも、皮膚の状態によっては部分的にすぐに剥がれてきたりする場合があります。このような状況ではきちんと接着を確認した後でないとなかなか安心して外出できないものです。
本パウチホルダーは、面板を透明PVC(塩化ビニル)板で上から固定しますので、その後の面板の剥がれや、そこから漏れる臭い等の心配をする事無く、安心して外出が可能になります。
特長3, 安定かつやさしい装着感で、外見のお腹の出っ張りの軽減且つヘルニア防止効果も
本パウチホルダーは、腹部の形状に馴染みやすいコンベックス(凸)形状に加工してありますので、お腹に沿って安定した装着感が実感できます。伸縮ベルトでしっかりと均等に押さえますので、ストーマ周辺のお腹の出っ張りが気になる方やヘルニア予防にも効果を発揮します。スポーツをされる際にもご使用をお勧めします。
その他製品の特長
- ホルダー部は透明の塩化ビニル材を使用しておりますので、ホルダーを装着した状態でもパウチの状態、替え時が容易に判ります。(写真1)
(写真1):ホルダー装着時の様子
- ホルダー部のベルト穴が上下非対称に開いていますので、ホルダーの上下の向きによりストーマの位置を基準としたベルト位置が変わります。伸縮ベルトのより快適な巻き付け位置をお選びいただけます。(図1)
- 各社パウチに対応するために、4種類のホルダーをご用意しております。(写真2)

(図1)ホルダーの上下とベルト位置

(写真2)ホルダー4種
製品概要
1, 製品名:パウチホルダー(伸縮ベルトLセット)
パウチホルダー1種+Lベルト2本のセットです。ご購入の際は、PH50/PH65/PH75/PH88の何れかをyahoo!ショップの購入ページ右下のラジオボタンよりお選び下さい(該当製品の〇をクリック)。
✔ Yahoo!ショッピング内の商品のユーザーレビュー、口コミを見る➡
2, 製品名:パウチホルダー(伸縮ベルトSセット)
パウチホルダー1種+Sベルト2本のセットです。ご購入の際は、PH50/PH65/PH75/PH88の何れかをyahoo!ショップの購入ページ右下のラジオボタンよりお選び下さい(該当製品の〇をクリック)。
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3, 製品名:パウチホルダーL(All in Pack)
様々なパウチをご使用になる方向けのセットで、パウチホルダー全4種+Lベルト4本のセットです。
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4, 製品名:パウチホルダーS(All in Pack)
様々なパウチをご使用になる方向けのセットで、パウチホルダー全4種+Sベルト4本のセットです。
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**ご使用されているパウチにあったパウチホルダーを見つける:パウチホルダー対応表
下のいずれかの表より、ご使用のパウチメーカ、型番で対応パウチホルダーをお調べください。
ご不明の場合はメールアドレス”info@kinokiita.jp”宛、お気軽にお問い合わせください。
① パウチホルダー対応表をPDFで見る
② パウチホルダー対応表を直接見る(スマホでは縦横回転させてご覧ください)
注1:同一シリーズでもプレカットとフリーカットで対応パウチホルダーが異なる場合があります。
注2:パウチによっては、パウチホルダーをご使用になれない種類もございます。
注3:対応表は弊社内で確認できる情報をもとに作成しておりますが、各社の新製品等で型番や仕様が変わっている場合もございますのでご注意ください。予め接合面径をお調べになることをお勧めいたします。
<伸縮ベルト>
パウチホルダー伸縮ベルトはウェストサイズに合わせてSサイズとLサイズの2種類を用意しております。Sサイズはストーマ周辺ウェストが45cm~70cm程度。Lサイズは70cm~110cmとなっております。両端に面ファスナーを取り付けてありますので、お好みの締め具合に調整してお使いください。
面ファスナーは着衣感を快適にするため小さい設計としましたが、吸着力はかなり強力です。剥がす際にすこし緩くしたい場合は、面ファスナーを傾けて接着していただくと、はがれやすくなります
尚、本伸縮ベルトは、ご使用期間が長くなりますと、伸びや本来の伸縮性が維持できなくなったり、接着面の毛羽立ち等が発生いたします。消耗品としてお考えください。
5, 製品名:パウチホルダー伸縮ベルトS
サイズ | 幅3cm×長さ55cm(無伸張時) | 対応ウエストサイズ(注1) | 45cm~70cm |
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6, 製品名:パウチホルダー伸縮ベルトL
サイズ | 幅3cm×長さ80cm(無伸張時) | 対応ウエストサイズ(注1) | 70cm~110cm |
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注1:ここでのウエストサイズとは、ストーマの位置の胴回りをいいます。
通常の、パンツ、スカートのウエストより長めとなります。
お取り扱い、お手入れに関して
本製品は入浴時にもご使用いただくことが出来ますが、煮沸消毒はお控えください。熱湯に入れてしまいますとパウチホルダーが変形してしまいます。
ホルダーが面板からはみ出した接着剤等で汚れた場合は、ティッシュペーパーに面板用剥離剤を垂らして軽くふき取ることにより簡単に汚れを落とすことが出来ます。
ご使用検討の前にお読みください
1, 本パウチホルダーのご使用にあたっては、ストーマ及びストーマ周辺の腹壁に障害が無い事を予めご確認ください。障害がある場合は当該症状を悪化させる要因になる可能性がございます。
2, 本製品は硬い素材と伸縮ベルトが直接肌に接触いたします。皮膚過敏の方や皮膚の菲薄化を指摘されている方にはお勧めいたしません。
3, 長時間にわたるご使用で皮膚が赤くなる等の異常が認められた場合は、直ちに本製品の使用をお止め下さい。
4, パウチホルダーはすべてワンピース装身具用です。ツーピース用のパウチでは、脱落防止用保護ベルトの留め具があたり適しません。
5, コンベックス(凸)タイプのパウチの中にはパウチと面板の間に保護ベルトの留め具の付属したものがございます。専用のベルトのご使用をお勧めしますが、タブが柔らかいものに対しては、本パウチホルダーが装着可能なものもございます。
6, 複数の種類のパウチをご使用の場合は、それぞれの径にあったホルダーが必要となります。
また製品によっては、パウチと面板の接合面が楕円形状のものがございます。その際は、楕円の縦、横の径の長い方を接合面径∮とお考え下さい。通常は横幅が長い楕円形が大半です。
パウチの接合面径∮について
パウチ対応表に無い型番は、パウチの接合面径∮をお測りください。
普段ご使用のパウチの、パウチ(袋部分)と面板(接着シール部分)が円形に接合されているその直径を予め測ってください。その径の値を以下“接合面径∮(ファイ)”と呼びます。その径が大きく違うと、装着出来なかったり、期待される効果が発揮できない場合がございます。
パウチと面板(接着シール)の接合面径(∮)とは
接合面径(∮)とは、パウチと面板が接合している面の(縦幅、横幅の長い方の)径の事を言います。
右の写真1のようにパウチを面板との接合部まで軽く折り曲げて横の径∮を定規等で測定します。
製品によっては接合面が楕円形状のものもありますので、同様に縦の径も念のため測定していただき、縦横の径が違う場合は、長い方の径に合わせたパウチホルダーが必要となります。
右の写真の例では、パウチと面板との接合部の径∮は約84mmと読み取れます(右の部分拡大写真参照)。従ってこの場合のパウチホルダーは、それより大きなPH88が適していることになります。
普段ご使用のパウチの接合面径∮が判りましたら、下の対応表から∮に応じた最適パウチホルダーをお選びください。
パウチホルダーの装着手順1(側面図)
- Step 1
- パウチの排出口をパウチホルダーの裏面側から穴に通します。PH50やPH65はホルダーの穴が小さいため、パウチの排出口を軽くねじりながら入れる必要があります。
- Step 2
- そのままホルダーを上に持ち上げ、パウチの上部、側面を絞りながら、パウチホルダーの中央穴に押し込みます。
- Step 3
- パウチホルダーをパウチと面板の間に入れます。
- Step 4
- パウチホルダーの穴とパウチが重ならないように面板とパウチの接合部とパウチホルダーの穴の位置を調節します。
- Step 5
- 伸縮ベルトをパウチホルダーに装着します。最後に仰向けに寝転んだ状態で、伸縮ベルトの面ファスナーを固定したら装着完了です。