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5.302023
パンチから漏れ出す臭いとは
排泄物の臭い成分
便の特有のにおいの主成分は、「インドール」や「スカトール(3-メチルインドール)」と呼ばれるもので、摂取したたんぱく質が(ウェルシュ菌などの)悪玉菌によって分解、腐敗発酵されるときに出る物質です。インドールは濃度が濃い時には強力な悪臭を放ちますが、希釈するとジャスミンの香気成分として香料などとして使われます。
更に「インドール」や「スカトール」の他にも排泄物には吉草酸(足の裏の臭い)、硫化水素(卵の腐った臭い)、メチル・メルカブタン(歯周病のにおいの主成分で腐った玉ねぎのような臭い)、ジメチル・サルファイド(都市ガスなどは敢えてこの臭いを着臭)、アンモニア(尿の臭い)など様々な悪臭の原因となる成分が含まれます。
またこれらの臭いは、加齢とともに
1)、消化吸収力の衰えによる未消化物の増加、
2)、腸内の悪玉菌の増加、により悪臭を放つ成分が増加し、臭いはより強くなる傾向があるようです。
ちなみにこれら臭いを防ぐものとして以下が挙げられます。
1,消臭剤 – 臭気を化学的・生物的作用等で除去又は緩和するもの
2,脱臭剤 – 臭気を物理的作用等で除去又は緩和するもの
3,防臭剤 – 臭気を他の香り等でマスキングするもの(除菌機能のない芳香剤がこれにあたります)
市販されている消臭剤は、臭いを科学的に分解してくれる1,に相当する製品です。