多目的マスキングベルト:ご使用にあたって
ここでは本製品のご使用にあたり、装着方法等をご説明します。
1,はじめに
本ベルトは、写真①のように幅の広い方を前面(おなか側)に装着します。幅の狭い方が背中側(写真②)になります。また写真③の様にフロント部分(おなか側)の裏側には、パウチポケット(パウチを収容するためのポケット)とフィルターポケット(おなら音の遮音用フィルターや、消臭フィルター、腹部ヘルニア矯正用フィルター等を収容するためのポケット)が縫製されています。
ストーマがおへそのどちら側に造設されているかで左右のポケットのいずれかをご使用ください。パウチポケットと、フィルターポケットの上部のポケットは共通で使用します。
2,装着手順
⓪:本ベルトは、パウチを着けた状態で、ズボンをはくように足から入れ、腹部に装着します。
①:ベルトの上部を下にめくり、
②:パウチの上部を上ポケットに入れ元に戻します。
③:次にベルトの下部を上側にめくり、
④:パウチの下部を2巻きほど巻き返し、
⑤:そのままベルトのポケット内に収容します。
⑥:ベルト下部を元に戻して完了
3,目的別使用時のポイント
①入浴ご使用時
公衆浴場等でご使用される場合は、事前にパウチの排出処理をされた上でご使用されることをお勧めします。パウチが膨らんだままの状態ではベルトの上からも膨らみが目立ってしまいます。またフィルター類は一切外した状態でご使用ください。
②就寝時(バルーニング防止用)の着用
適度な圧力をパウチに加え続けることでパウチの排気口(ガス抜きフィルター)から常に脱気を促します。
右の写真のようにマスキングベルトでパウチを覆いますが、パウチをポケットに収納せず、そのまま伸ばした状態で就寝ください。パウチを折り畳んで収容しますと、本来のパウチ容量が減って、バルーニングを加速させますのでご注意ください。
ガスフィルター部は、ベルトの上部に出した状態(①)になるようマスキングベルトを少し下げて着用(②)します。ポイントは、バルーニングが発生した際にパウチ下部に圧力を加えることで、ガスフィルター部に圧力が伝わり、就寝中にゆっくりと脱気を継続します。またフィルター部の汚れを事前に取り除いた状態で使用することでより有効に機能します。
③外出時の着用
就寝時の着用と同じように、パウチを伸ばしたままでご使用されることをお勧めします。折りたたんで着用されても問題ありませんが、やはりパウチの膨らみを抑えるためには伸ばしたままの着用の方が、頻繁なガス抜きが必要なくなり快適かと思います。
④消音、消臭フィルターの装着
パウチをマスキングベルトに収容する前に、予め消臭フィルター、消音フィルターをフィルターポケットに入れた状態で、2の装着手順に従って装着ください。パウチの前面に両フィルターとも置きますが、消臭フィルターはパウチのガス抜きフィルターを覆うように位置調整します。
消音フィルターが、大きくてうまくパウチと一緒に収容しにくい場合は、消音フィルターの一隅を小さな両面テープを貼り、マスキングベルトと固定することで装着が容易になります。両面テープが大きすぎると、ベルトの伸縮でよれの原因となりますので、小さく1点に貼ることがポイントです。
4,お取り扱い、お手入れに関して
〇 本製品は、何度でもご自宅の洗濯機や、手洗いで清潔に保つことができます。
〇 消音フィルターは洗濯や水洗いにより、変形、変質の可能性がありますので、汚れた場合は軽い水拭き程度に抑えてください。
〇 消臭フィルターに関しては、水洗いできません。消臭効果は製品により変わりますが、本サンプルでは1週間ほどの継続使用までで、消耗品としてお考え下さい。マスクの消臭フィルターとしてサイズをご確認され、市販製品をご購入、ご使用下さい。
弊社では、細心の注意を払いながら製品出荷をさせていただいておりますが、何かお気づきの点がございましたら、何なりと「info@kinokiita.jp」までご連絡いただきたく存じます。